何気ない自然の美しさと生活のひとこまを、ま~ったりと愛でるブログ

東京都足立区キリスト教の教会Sail of the Lord Church (セイルオブザロードチャーチ) に通うクリスチャンホームのお父さんです。神様がお創りになった美しく素敵な自然と生活のひとコマを、まったり愛でるブログです(^^)/

伝えたい、想い。

おはようございます!月村です。

今日は肌寒いくらいですね。

 

一昨日の父の日、皆さまはどのようにお過ごしでしょうか?

私は、突然思い立って、車で1時間あまりかかる実家を訪問しました。

 

目的は、父の日のプレゼントを渡すためです。

プレゼントの中身は、Androidタブレットです!

 

いや、実は・・・

何ヶ月も前から買って準備していたのですよ?

大きなアイコンで操作しやすいように仕込んだり・・・

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いろいろ設定とか、wifiルーターとか・・・

で、気づいたら、

 

「あれ??今日、父の日じゃん?!」

 

さすがに、このタイミングを逃すと、

渡すのがいつになるか分かりません。

というか、渡す口実がなくなってしまいます。

 

やるときに、やっておかないと、

後からはもっとできなくなりそうで・・・

思い立って、行くことにしたのです。

 

私から、これくらい高価なプレゼントをするのは初めてかも。

それくらい、私は家族に関心が薄かったのです。

 

でも、間違いなく、その日、その時は近づいています。

それを実感し始めた時から、考えが変わりました。

 

コロナ禍で亡くなった方の中には、

実は感染していた子供の帰省で、親が感染してしまい、

高齢者ゆえの重症化してそのまま・・・

そんなケースが多かったと聞きました。

 

だから、恒例行事だったGWの帰省もとりやめました。

家族も多いし、だれが罹っていてもおかしくない。

父母の年齢を考えれば、感染は間違いなく死に繋がります。

1日くらいは大丈夫、とは思えなかったのです。

 

会えなくなって考えました。

もし、知らないところで父母が感染してしまったら・・・

お見舞いにも行けないと聞きましたから、

二度と会えないまま、永遠の別離となるのです。

 

私は、18歳で家を出てしまい、

その後、再び一緒に暮らすことはありませんでした。

1年のうち、何回かの帰省。

その時だけの交流です。

本当に、関心が薄かったのです。

 

私は、本当に、親孝行ってしたことないな。

そう気づきました。

父母は、いまもなお、

いろいろなものを送ってくれたり、

孫の節目には、お祝いを送ってくれたり、

息子への愛を注いでくれているのに。

 

値段がどうとかいうことではなく、

最後の時を、

失われた絆をつなぎ直し、

本当の心の交流をする時間にしたい。

遅すぎるけれど、

あまりにも、遅すぎるけれど、

少しでも、

少しでも家族としての時間を、

過ごしたい。

 

あなたの息子でよかった。

あなたを心から愛している。

 

とても言葉にはできないけれど、

それでも、伝えたい。

 

そう思って、

いろいろ考えて、

タブレットを贈ることにしたのです。

 

テレビ電話が使えるかなあ??

メカに強い父ですが、

さすがに卒寿を前にして、

頑張ってくれるか心配ですが、

何度も行って、

対話しながら、

使い方を教えられたら、

それはそれでいいかな。

 

渡す時に、なんといわれるか不安でしたが、

「そんなの使えないよ」

と言いながら、うれしそうでした。

今はやりの、ツンデレですね(笑)

 

母に嫉妬されるか不安でしたが(笑)

「楽しみができてよかったわね」

と、意外にもうれしそうでした。

 

家族の顔に、

温かいものが流れた・・・気がしました。

贈ってよかったです。

 

放蕩息子だった私の想い、

伝わったかな。

伝わるかな。

伝わると、いいな。

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立って、父のところへ帰って、こう言おう、父よ、わたしは天に対しても、あなたにむかっても、罪を犯しました。 もう、あなたのむすこと呼ばれる資格はありません。どうぞ、雇人のひとり同様にしてください』。 そこで立って、父のところへ出かけた。まだ遠く離れていたのに、父は彼をみとめ、哀れに思って走り寄り、その首をだいて接吻した。(ルカによる福音書第15章18-20節)