何気ない自然の美しさと生活のひとこまを、ま~ったりと愛でるブログ

東京都足立区キリスト教の教会Sail of the Lord Church (セイルオブザロードチャーチ) に通うクリスチャンホームのお父さんです。神様がお創りになった美しく素敵な自然と生活のひとコマを、まったり愛でるブログです(^^)/

どん底から始まる奇跡の物語

こんにちは!月村です!

「失意の雨天ノーゲーム」シリーズ

今回が最終回になります。

 

⁂ ⁂ ⁂ ⁂

 

2者凡退し、二死無走者。

迎えた打者は、彼でした。

神様が整えた、最高の舞台です。

好敵手である相手投手の、

渾身の4球目でした。

糸を引くような、

144キロのストレートが、

外角低めに伸びて来ます。

未練なく、思い切り強振した、

彼のバットが空を切りました。

試合終了。

夢のような奇跡の旅が、

この瞬間に、終わりました。

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 早稲田実 3-3 駒大苫小牧

   (延長15回引分け)

 早稲田実 4-3 駒大苫小牧

 

何ともいえない苦笑いをした、

彼の表情が印象的でした。

負けた悔しさより、

やり切った満足感。

相手をリスペクトする気持ち。

そんな心が見えた気がして、

その清々しさが美しかったです。

 

心と思いと命を尽くして、

最後までやり切ると、

たとえ結果が良くなくても、

負の感情は、

浮かばないものなのかも。

 

互いをリスペクトして、

妙技を魅せあい、

力を尽くして戦った、

球史に残る熱戦でした。

これは、きっと、

スポーツを創造された神様が、

甲斐を感じられたに違いない!

そう思いました。

 

だって、私も、

感無量になるような、

素晴らしい戦いだったからです。

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試合直後は満足感を漂わせていた彼も、

後から悔しくなったと話していました。

それはそうでしょう。

高校時代の最後の最後に、

神様は彼に、

「敗北」という名の試練を与えました。

それが彼を、次の次元に押し上げます。

甲子園で忘れ物をした彼は、

次のステージで、

大きく羽ばたくことになります。

 

高卒後プロ野球界に入り、

初年度11勝で新人王。

2013年には24勝0敗1Sという、

空前絶後の大記録で、

東北楽天ゴールデンイーグルス

初優勝に貢献しました。

翌2014年に渡米し、

大リーグの名門ヤンキースで、

6年連続2桁勝利を達成。

エースとして君臨しました。

残念ながらコロナ禍もあって、

今年から日本プロ球界に復帰しましたが、

その実力はいまだ健在です。

2021年8月22日現在、

彼の通算成績は、

日本で103勝、米国で78勝。

合計181勝は

日本プロ野球の現役最多です。

 

彼の名は、田中将大選手。

あの駒大苫小牧高校が生んだ、

スーパースターです。

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夏の甲子園2連覇。

3年連続決勝進出。

日米野球界伝説級投手の輩出。

たった3年間で、

地方の無名校が、

高校野球史に残る、

伝説を作りました。 

その伝説の始まりが、

あの雨天ノーゲームに繋がっている。

失意の極みのような、

その瞬間から、

栄光への道が、

始まっていたのです。

誰が想像したでしょう?

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だから、

どんなに失意のどん底でも、

どんなに無念で腹が立っても、

捨てないことです。

恨まないことです。

 

もっと良いものをくださる神様の、

その祝福を信じるならば、

必ず、見られると信じます。

伝説になるような、

ものすごい奇跡を。

 

失意が大きいほど、

あなたも、

わたしも、

奇跡の主人公になれる、

最高の機会です。

 

雨天ノーゲームの試合を

思い出すたびに、

神様からの、

そんなメッセージが感じられて、

勇気が湧いてくるのです。

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このシリーズは、

これで、おしまい。

長い間、お付き合い頂き、

ありがとうございましたm(__)m