最後のひと幕も、再試合
おはようございます!月村です!
「失意の雨天ノーゲーム」シリーズ
7回目です。
2連覇の立役者となった少年の、
その後の活躍について。
最上級生となった彼が、
伝説を締めくくる、
最後の幕が開きます。
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2006年の夏。
世代最強投手として、
全ての高校球児の目標となった彼は、
史上2校目の3連覇に挑みます。
しかし、テレビで応援する、
私の素人目線でもわかるくらい、
不調に陥っていました。
絶対的な優勝候補と目されつつ、
無念にも不調に陥り、
甲子園を去った球児たちが、
いかに多いことか。
彼も、そうなのかと思いました。
ところが、彼は、
最後まで負けませんでした。
後輩が先発して、
大差をつけられた試合もありましたが、
リリーフ登板でチームを鼓舞し、
奇跡の逆転勝利で凌ぎ切り、
遂に決勝まで上り詰めました。
3年連続の決勝進出は、
高校野球史上4校目の快挙です!
対戦相手のエースは、
全5試合に先発し、
ほぼ一人で投げ続ける鉄腕。
絶大な人気を誇り、
甲子園の観衆を味方につけた、
最強ライバルでした。
両校はがっぷり四つに組み、
一歩も引きません。
1対1で延長に突入、
15回を戦っても決着がつかず、
翌日再試合となりました。
雨天ノーゲームによる再試合で始まり、
延長引き分けによる再試合で終わる。
粋な神様の演出・・・ですね!😃
決勝戦再試合は史上2回目。
相手の先発は今大会7試合目、
4連投のエースですが、
疲れ知らずの気迫のピッチングで
立ちふさがります。
ゾーンに入っていたのでしょう。
その勢いに押されたのか、
終始劣勢のまま、
1対4で最終回を迎えました。
どう見ても逆転の雰囲気は
なかったのですが・・・
2番打者ヒットで出塁からの、
3番打者ホームラン。
アッと言う間に1点差。
この展開で、押し返すなんて。
やっぱり・・・
神様が祝福するものは、
勝って、また、勝つ。
そういうこと??
鳥肌が立ちました。
しかし。
この夏の神様の祝福は、
ひと味違っていたようです。
つづく