あの日の「忘れ物」がやっと・・・
おはようございます!月村です!
雨天ノーゲームで勝利を逃した高校の、
リベンジの夏がやってきました。
シリーズ3回目です!
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翌年の夏の甲子園大会。
約束通り、2年連続で
甲子園出場を果たした後輩たち。
彼らに、あの無念を抱いたまま、
引退して行った先輩たちから、
熱いメッセージが届きます。
「俺たちが果たせなかった1勝を
お前たちに託した。
監督を男にしてやってくれ!」
待ちに待っていた、
リベンジの機会です。
燃え上がる闘志。
握り締められたこぶし。
必ず勝つという執念。
全員の、心と思いが、
一つとなりました。
打って、
打って、
打ちまくって、
15安打の猛攻の末・・・
先輩たちの無念を晴らし、
血の滲む労苦が報われ、
大願が成就しました。
大量リードの試合が
雨のためノーゲームとなり、
再試合に敗れ、
あの日、置いて来た
「忘れ物」が、今、
ようやく戻って来ました。
1966年の初出場以来、
38年目にして、
ようやく、
待ちに待った、
甲子園初勝利を
成し遂げたのです!
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ここまでのストーリーで、
私は十分感動していました。
でも・・・
あの再試合の戦いの果てに、
彼らが魅せてくれた、
美しい敗者の姿に、
言い訳をしない、
潔い少年たちの姿に、
ヤラレテいたのは、
どうやら私だけでは
なかったようで・・・
あの天の
神様の心を、
動かしてしまったようで・・・
やっと踏み出した、
この小さな一歩から、
高校野球史に残る、
快進撃が始まるとは、
この時は誰も、
知りませんでした。
つづく