何気ない自然の美しさと生活のひとこまを、ま~ったりと愛でるブログ

東京都足立区キリスト教の教会Sail of the Lord Church (セイルオブザロードチャーチ) に通うクリスチャンホームのお父さんです。神様がお創りになった美しく素敵な自然と生活のひとコマを、まったり愛でるブログです(^^)/

小さなことに忠誠を尽くす

こんにちは!月村です!😃

夏の甲子園は、今日も雨でノーゲームがありましたね。

こんなブログを続けているせいでしょうか・・・😢

「失意の雨天ノーゲーム」シリーズ第5回です。

失意の試合からの甲子園優勝という、

斜め上を行く展開で、

十分にお腹いっぱいですが、

伝説はそこで終わりませんでした。

今日はその「幕あい」のお話です。

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⁂ ⁂ ⁂ ⁂

 

話は、駒大苫小牧が全国制覇する、

約1年前に遡ります。

雨天ノーゲーム再試合で敗戦した後、

もともと厳しかった練習が、

更に厳しくなっていた頃かなと思います。

その練習風景を、

1人の中学生が、

友人と共に見学していました。

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彼は兵庫県在住の少年。

親しい人から誘われ、

奈良の強豪高校に

入学するはずでした。

でも、その知人が、

別の高校に異動になったため、

進路は一旦白紙になったそうです。

このことが、

運命の歯車を回します。

 

その中学生は、

甲子園に行けそうか、より、

よい選手になれる環境か、を重視して、

高校を選ぶつもりだったそうで、

進路を考え直してみた時、

頭の中に、

春のセンバツ大会に出場した、

ある学校の、

シートノックなどの練習風景が、

思い浮かんだそうです。

それが、

駒大苫小牧だったのです。

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秋になって、その中学生は、

冒頭に書いた通り、

飛行機に乗って、

北海道まで見学に行きました。

帰りの飛行機の時間となり、

グラウンドを後にするとき、

当時のキャプテンが、

練習を中断して、部員を集め、

何と、その中学生に、

感謝の言葉を述べたそうです。

そして、

「できれば一緒にやれたらいいな」と

声をかけてくれました。

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たかが中学生とか、

ただの見学者とか、

小さい者と侮らず、

見くびらず、

礼儀正しく接し、

親しみを込めて、

目線を合わせて、

接しようとする姿が、

目に浮かぶようで、

立派だなと思いました。

素晴らしいなと思いました。

 

小さなことに

忠誠を尽くすことは、

神様にも大きなこととして、

映るのだと

聖書に書かれています。

このキャプテンがしたことは、

小さいようで、

途轍もなく大きなことでした。

ちなみにそのキャプテンは、

その数年後に、

同校の監督に就任、

2021年現在も、

母校を率いているそうです。

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その中学生は、

その姿に憧れを抱き、

帰りの飛行機の中では既に、

入学を決心していたそうです。

 

この少年の周囲では、

反対した者が多かったようです。

無理もありません。

自宅から1400㎞も離れた遠方地。

甲子園出場回数も少なく、

1勝もしたことがない、

そんな無名校に、

なんでわざわざ入学しますか?

理解できなかったことでしょう。

でも、家族は反対しませんでした。

自分の目で見て決めたことを、

尊重してくれたようです。

器の大きなご両親ですね。

 

こうして、少年の入学が決まりました。

この小さな出会いが、

伝説の第3幕に繋がっているとは、

この時、誰も知りませんでした。

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つづく