天を恨まず、口を慎む
おはようございます!月村です!
ハラハラしていましたが、
勝っている試合がノーゲームになった
ノースアジア大明桜高は、
再試合に勝利できたようです。
ホッとしました!
相手チームは
負けて残念でしたが、
途中までリードするなど、
良い試合ができたようで、
それもよかったです。
でも、いつもこんなふうに、
予定調和的な結果になるとは
限りません。
昨日の投稿の続きです。
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甲子園での初勝利を
目前で逃したチームは、
雪国の高校でした。
当時の監督さんは、
8年前に就任しましたが、
当時は覇気もなく、
他の生徒からも軽んじられ、
部員数も少なく、
ひ弱だったそうです。
でも、前職で、
無名の公立校のコーチとして
全国制覇を成し遂げた経験から、
この雪国のチームでも
できないはずはないと
鍛え始めたそうです。
「恵まれた地域のチームに負けない。
絶対に言い訳をしない」
という強い気持ちを
子供たちを植え付けたそうです。
だからでしょうか。
ノーゲームが決まった後、
選手たちは口々に
前向きな発言をしたそうです。
「2試合やれるんだから!」
「気持ちを切り替えて!」
再試合で負けた後も、
恨みがましい言葉を
口にすることは
ありませんでした。
監督さんの、
言い訳をしない!という
指導があったから、
選手たちは、
言い訳を口に
しなかったのかもしれません。
そうはいっても、
多感な高校生です。
ベンチ裏では、やはり、
行き場のない悔しさが
渦巻いていたようです。
ある2年生選手は、後日、
こう述懐していました。
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「天は相手に味方したのか?」
「いや、これが我々の実力なのだ!」
何度も自分に言い聞かせながら、それでも天を恨む気持ちが拭い切れない。この時、自分の心の弱さをつくづく痛感しました。
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ベンチ入りしていた、
ある1年生選手は、
3年生選手の一人が、
嗚咽しながら、
こう絶叫するのを
聞いたそうです。
「絶対また甲子園に来て、
俺たちのかたきをとってくれ!」
彼だけでなく、
翌年の主力となる
2年生選手たちはみな、
聞いていました。
そして、その無念を、
心に留めたのです。
同校の練習は、
あまりにもハードで、
逃げ出す部員がいるほど。
それが再試合の敗退以降、
更に厳しくなりました。
でも、先輩たちの
無念を受け継いだ彼らは、
どんなに苦しい練習にも、
弱音を吐かず、
逃げ出さなかっただろうなと
思いを馳せています。
無念な思いは心を蝕む。
過酷な練習こそが、
心の平安だったことでしょう。
無念さを、悔しさを、
本当に克服するには、
誰かを恨んでも意味はなく、
その現実を受け容れ、
その想いを静かに天に告げ、
打ち勝つ力を切実に願い、
その願いを叶えるために、
研鑽し、鍛錬する。
その労苦だけが、
栄光の道を照らすのです。
聖書に出て来る、
神様から遣わされた
指導者たちは、
みな、そのように、
栄光の道を行きました。
勝利目前でノーゲーム。
再試合で無念の敗退。
天を恨まず、
口を慎み、
静かに、
リベンジの決意を固め、
過酷な練習を
率先して受け容れた。
そんな彼らに対し、
どのように神様は、
お応えになったのでしょうか?
つづく