テレビ会議の思い出（4）～叶えられた夢

おはようございます！月村です。

テレビ会議の思い出、今回が最終回です。

私が初めて、テレビ会議システムに触れた1995年当時は、

電話線を使って、モデムを経由しての通信です。

通信速度は14400bps・・・

今と比べたら、

原始人の時代でした(笑)

ちゃんと計算してませんが、

飛行機と徒歩の違いくらいかも・・・

動画のやり取りでカクカクするのも、

無理ない水準でした。

隔世の感あり、です。

あれから、四半世紀・・・

いや～、私も年を取るはずです(笑)

今、私は、ネットワークやテレビ会議システムとは

全然関係のない仕事をしています。

当時、私のネットワークへの夢は、

そこで一旦、満足してしまったみたいです。

夢の行く末を、見知らぬ誰かに託し、

私は別の夢に向かって、歩き出し、

今の生活に繋がっています。

私が別の夢に向かっている間、

その、見知らぬ誰かさんたちは、

本当に勤勉に頑張ったんですね。

糸口のような発見と発明を、

絶えず絶えず、膨らませて、磨いて、育てて・・・

そして、今では、あの夢の技術が、

日常生活の中にあふれています。

夢のような時代が、

当たり前のように、今、ここにあります。

もし新型コロナが、

その25年前に大流行していたら、

どうなっていたでしょう。

経済活動も、学校生活も、日常のすべてが、

完全に分断されていたはずです。

その時はその時で、何とかしたのでしょうけれど・・・

世界はこんなに、自由な牧場では、なかったでしょう。

インターネットは、爆発的に世界に広がりました。

通信技術、コンピュータ技術、音声処理、画像処理・・・

それらの全てが、

今、この時にこそ、

本当に必要な技術だったとは思いませんか？

まるで、来るべきこの災禍に対処するために、

この時を予見して、

私たちを、その災禍から守り、

その災禍の中でもイキイキと生きていけるように、

その災禍から免れる箱舟のように、

その技術が準備されてきたとしたら。

科学技術の発達が成されてきたとしたら。

過去の100年分、1000年分を、

わずか25年で突っ走ったように、

全力疾走で走り切れるように、

極限まで発達できるように、

背中を押されてきたのだとしたら。

私は、感謝したいのです。

この素晴らしい技術と、

この技術に到達するために流された、

全ての労苦と血と汗と涙と、

想いをつないだ全ての誰かさんたちに。

祈りを捧げ、希望を抱き、無言で背中を押して来た、

先達たちの、心と思いと願いの全てに。

そして、人間をこよなく愛し、

こんな奇跡を起こして下さった、

そのやさしい存在に。

Skypeで業務の調整をし、

メールで報連相をし、

ZOOM会議で意思決定をしました。

オンラインで礼拝を捧げ、

離れて暮らす母に、

母の日のプレゼントをしました。

こんな災禍の中なのに、

幸せに生きていられる現実が、

本当に奇跡なのだと、心から思います。

25年前の夢が、叶いました。

そして、その日に見た夢は、確かに、

私に素晴らしいものをもたらしてくれています。

だから・・・

このすべてに、感謝したいと思うのです！