「あなたを信じる」~百日紅の悲話
こんにちは! 月村です(^^)/
私の『推し』につき、つい連載になってしまいました。
ちょっとお付き合い頂けると嬉しいです。
「さるすべり」はツルツルの幹から
安直に付けられた和名ですね。
(すみません、まだ感情的になってます・・・笑)
では、皆様は、
「百日紅(ひゃくじつこう)」の名の由来を
ご存じでしょうか?
いくつか逸話があるようですが、どれも、
なぜか、悲しいお話です。
代表的なお話をまとめてみました。
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朝鮮半島のある漁村が舞台です。
その村は、水難に苦しんでいました。
村人たちは、水難が起きないように、
毎年、一人の生娘を生け贄として、
竜神に捧げていました。
水難が起きないように、
竜神を鎮めていたということは、
竜神が水難を起こしていたのでしょう。
その年は、村一番の長者の娘が捧げられる番でした。
長者の娘であっても、定めを変えることはできません。
捧げられるその日。
覚悟を決めた娘は、最後の化粧を終え、
海岸で竜神を待っていました。
その海岸に、ひとりの若者が、
船に乗ってやって来ました。
若者は、その国の王子でした。
覚悟を決めた、美しい娘。
事情を聴いた王子は、
竜神を討伐する決心をします。
王子は、勇猛果敢に戦い抜き、
見事、竜神を討ち取りました。
竜神を倒した、若き王子。
命を救われた、美しい娘。
2人は、運命のように、恋に落ちました。
しかし王子は、王命を帯びた旅の途中。
その地に留まることができませんでした。
「百日後に、必ず、戻って来る!」
王子は娘に約束して、
その地を去りました。
つづく
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今回ご紹介のステキなイラストは、
👇こちらから使わせて頂きました!ありがとうございます!