「あなたを信じる」~百日紅の悲話(後編)
こんにちは! 月村です(^^)/
せっかくなので、ちょっと脚色してみました😊
思いがけず始まった百日紅シリーズ、最終回です!😁
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百日後。約束した日。
王子は約束を守って、村に戻ってきました。
王命をやり遂げ、期日を守ることができた。
どれほど、誇らしく、
嬉しい気持ちだったことでしょう。
ところが。
娘は、迎えに来てくれなかったのです。
王子は拍子抜けした気持ちでした。
真っ先に歓迎してくれると信じていました。
不安にも思いました。
約束を、忘れてしまったのか、と。
約束を、命懸けで守ろうとしたのに、
ただ、自分だけの空回りだったのかと。
でも、それは、仕方がないことだったのです。
なぜなら、娘が、
迎えに出ることができなかったのは、
病に罹り、
既にこの世を去っていたからです。
王子を待ち焦がれていた娘は、
約束の日まで、命を繋ぐことが、
できなかったのです。
――待つことが、それほどにも、
苦しかったのでしょうか。
信じることが、それほどにも、
難しかったのでしょうか。
病に罹り、命を失うほどに。
王子はたいそう悲しみ、
娘を丁重に埋葬し、弔いました。
その後、娘のお墓から、
1本の木が生えて来ました。
その木は、百日の間、咲き続けました。
愛しい人を、今か今かと待つかのように。
村の人々はその花を見て、
娘の生まれ変わりだと信じ、
百日紅と名付けました。
――その、ひとりの少女の想いが、
「あなたを信じる」
という花言葉の由来となりました。
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これでお話は終わりです。
うん、「さるすべり」よりは、全然ましですね!
(まだ根に持ってる・・・😑)
《以下、心の声》
って、あれれ~💦
まだ終わってないよね?😓 さっき、まだ何か書いてたよね?😲
最終回じゃなかったんか―――い!😑
《心の声、終了》
はい、脚色し過ぎました・・・😅
次回をお楽しみに!🤗