何気ない自然の美しさと生活のひとこまを、ま~ったりと愛でるブログ

東京都足立区キリスト教の教会Sail of the Lord Church (セイルオブザロードチャーチ) に通うクリスチャンホームのお父さんです。神様がお創りになった美しく素敵な自然と生活のひとコマを、まったり愛でるブログです(^^)/

「あなたを信じる」~百日紅の悲話(後編)

こんにちは! 月村です(^^)/

百日紅さるすべり)」の悲話の後編です!

せっかくなので、ちょっと脚色してみました😊

思いがけず始まった百日紅シリーズ、最終回です!😁

 

⁂ ⁂ ⁂ ⁂

 

百日後。約束した日。

王子は約束を守って、村に戻ってきました。

王命をやり遂げ、期日を守ることができた。

どれほど、誇らしく、

嬉しい気持ちだったことでしょう。

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ところが。

娘は、迎えに来てくれなかったのです。

 

王子は拍子抜けした気持ちでした。

真っ先に歓迎してくれると信じていました。

不安にも思いました。

約束を、忘れてしまったのか、と。

約束を、命懸けで守ろうとしたのに、

ただ、自分だけの空回りだったのかと。

 

でも、それは、仕方がないことだったのです。

なぜなら、娘が、

迎えに出ることができなかったのは、

病に罹り、

既にこの世を去っていたからです。

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王子を待ち焦がれていた娘は、

約束の日まで、命を繋ぐことが、

できなかったのです。

 

――待つことが、それほどにも、

  苦しかったのでしょうか。

  信じることが、それほどにも、

  難しかったのでしょうか。

  病に罹り、命を失うほどに。

 

王子はたいそう悲しみ、

娘を丁重に埋葬し、弔いました。

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その後、娘のお墓から、

1本の木が生えて来ました。

その木は、百日の間、咲き続けました。

愛しい人を、今か今かと待つかのように。

 

村の人々はその花を見て、

娘の生まれ変わりだと信じ、

百日紅と名付けました。

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――その、ひとりの少女の想いが、

   「あなたを信じる」

   という花言葉の由来となりました。

 

 

⁂ ⁂ ⁂ ⁂

 

これでお話は終わりです。

うん、「さるすべり」よりは、全然ましですね!

(まだ根に持ってる・・・😑)

 

《以下、心の声》

って、あれれ~💦

まだ終わってないよね?😓 さっき、まだ何か書いてたよね?😲

最終回じゃなかったんか―――い!😑

《心の声、終了》

 

はい、脚色し過ぎました・・・😅

次回をお楽しみに!🤗

 

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