「サッカー人生」という名のプレゼント(五輪閑話3)
おはようございます! 月村です!
1回で書くつもりが長くなったので2回になりました(笑)
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メキシコ相手に1対3で敗れ、
東京オリンピックのサッカーU-24日本代表は、
4位で終わり、メダルに届きませんでした。
完敗でしたが、押し込む時間もあり、
枠を掠めた良いシュートが何本もあり、
彼我の差はあれど、未来は明るい。
そう思わせてくれた最後の戦いでした。
そして、私は思いました。
また、新たなスタートラインに立てたのだと。
この試合だけは、という試合に負ける。
勝てそうな試合を、優位な試合を、ひっくり返される。
優勝候補のはずが、苦杯を喫する。
ワールドカップでは、幾度となくありました。
スーパースターたちが号泣し、
呆然としてピッチに佇む姿を見て来ました。
その悔しさと、数えきれない涙の積み重ねが、
その国の文化となり、歴史となり、
強豪国を、強豪国にしたのです。
神様は、さらなる祝福をくださる前に、
必ず、大きな試練を与えられます。
あり得ない悔しさに、理不尽な運命に、
抗い、もがき、立ち向かって、
人は強くなるように、創られているのです。
この悔しさ、涙が、日本サッカー界に火を点け、
アジアの強国、ワールドカップ常連国に押し上げました。
21年、東京オリンピック3位決定戦。
試合終了と同時に、久保建英選手は、
ピッチに崩れ落ちて、号泣しました。
こんなに泣いている選手を見たことがないくらい、
辺りを憚らず泣いていました。
彼の姿は、ともに戦った仲間の胸を打ち、
応援していた人たちの胸を打ちました。
メキシコの選手たちまで、慰めていたほどでした。
日本はまだ、世界から見れば、駆け出しのひよっこです。
神様の下さった試練を、祝福に繋げられるか、
ただの挫折で終わってしまうかは、
これからの、頑張りにかかっているのです。
今は勝てなくても、いつかは勝てるようになる。
そういう未来を、彼の涙が、
照らしてくれているように思いました。
幸せな15日間でした。
頑張った選手たち、お疲れさまでした。
サッカーをくださった神様、感謝します!